身近な方が亡くなったとき、のこされた相続人は『相続手続き』をしなければいけません。
でも、相続なんて人生に1度や2度しか経験しないので、そもそも何をやったらいいのか?ほとんどの方が分からないのも当然です。わたしもこの仕事をしていなかったら、きっと???だったことでしょう。
そこで、今回は相続手続きの”全体像”を押えてしまいましょう。全体像がわかれば、自分がいまどの位置にいて、これから何をしないといけないのか、どこまで頑張れば終わるのか、がハッキリわかるので、頭がスッキリします。
相続手続きの”全体像”
実は、相続手続きはむずかしくありません。
「やるべきことと」や「いつまでにやらないといけないか」が決まっているので、順番通りに正しいルートで進んで行けば、道に迷うことなく手続きを終えることができるでしょう。
ただし、正しいルートを通らず、闇雲に相続手続きを進めていくと、決められた時間通りに終わらなかったり、途中で道に迷ってしまう可能性があります。
そういう意味で、相続手続きは”山登り”にとっても似ています。
山登りも、相続手続きも、事前の準備がほんとうに大切で、あらかじめ進むべきルートが決まっているんです。それさえ守れば、無事に山頂にたどり着くことができるでしょう。
では早速、相続手続きの全体像を見ていきましょう。
こちらが、相続手続きの全体像を示す”相続山”です。
この順番に従って相続手続きを進めて行けば、道に迷うことも、無駄な時間を使うこともなく、ゴールにたどり着くことができます。
相続山の詳しい説明は次回以降にゆずるとして、まずはこの相続山の図から全体像をつかんでください。
スタート地点には、親の相続が気になる40代~50代の方がいますが、相続山の麓にたどり着くまでにも、多くの障害があります。
そして、いざ身近な方が亡くなったときに、相続山の1合目から山頂まで登ることになるのですが、それぞれに難所が待っています。
これから皆さんと一緒に、この相続山を登って行きたいと思います。